ヒイラギの手記

オリトレ小説をメインに色々やります(雑)

学園篇1「スクールへ」

私はガーベラ達をボールに戻し、

スクールの敷居を跨いだ。

ヒイラギ(以下:ヒ)「失礼します、マーギルという

臨時教師がこちらに居るそうなのですが」

受付「マーギルさんですね、今は職員詰所

に居られるはずですよ、場所は──」

ヒ「ありがとうございます」

受付に礼を言い、詰所に向かう。

その途中

生徒「おい!そこのお前!」

ヒ「…」

もしかして、私か?

ヒ「君は?」

生徒「お前に名乗る名前なんて無い!

ここは僕の場所だ!痛い目に遭いたく

なければ去れ!」

随分な言われようだ、初対面なのに。

ヒ「用が済んだら、2度と来る予定はない。

それにここは君だけの場所じゃないだろう」

生徒「生意気だぞ!中庭に来い!

僕の凄さを見せつけてやる!!」

生徒「お前も、さっき来たやつも!

気に入らない!いきなり来て見下して…!」

さっきの奴…マーギルの事だろうか?

生徒「おい!中庭に来い!バトルで

僕の凄さいやでも教えてやる!!」

ヒ「私は落とし物を届けにきただけだが…」

正直、バトルの経験はあまりないのだが…

勝つにしろ負けるにしろしないと

納得はしてくれなさそうだ…

ヒ「はぁ…わかったよ、だがやる前に1つ」

生徒「何だよ」

ヒ「もし私がコテンパンにやられたら

君の凄さを広まるかもな、だが」

生徒「は?」

ヒ「私は君の名前を知らないから、

名乗っくれなきゃ広めようがないな」

生徒「ぬぐっ…ぐぬぬぬぬぅ…!!」

生徒「スリングだ…!」

絞り出すように名乗ると

そのまま外へ走って行ってしまった。

ヒ「まぁ、たまにはバトルもいいかな」

私も後を追い、中庭に向かった。